2020年3月12日木曜日
卒業式準備完了
いよいよ明日卒業式を迎えます。卒業生が学校に来ない日が続いているので、不安な気持ちでいっぱいです。卒業式の準備もいつもは在校生と先生とでやっていたものを、今日は朝からすべて先生たちの手で行いました。おかげで会場は卒業生を迎えるばかりとなりました。
いつもなら3年生が学年で練習したり、予行演習を行ってから卒業式を迎えていましたが、今年は全くのぶっつけ本番です。
卒業式挙行にあたっては、新型コロナウィルスの感染に最新の注意を払わなければなりません。明日は、和泉市教育委員会からの指示にしたって、卒業生と保護者(一家族につき2名まで)のみの参加で、在校生や来賓の参列はありません。また、長時間になってはいけない(式は1時間以内)ということなので、生徒数の多い南池田中学校は、卒業生の名前は呼びますが壇上に上がるのは各クラス1名ずつということにしました。壇上での話も校長とPTA会長のみです。歌についても飛沫感染のリスクを避けるという意味で、生徒の合唱はなくなりました。
3年間の最後がこんな形でとても残念ですが、これが今できる精いっぱいの卒業式です。卒業式をすることや、保護者の参列、また、授与の仕方等、賛否両論あると思いますが、ご理解いただきたいと思います。
体育館入り口での手指の消毒、マスクの着用、受付でのお名前の記入等ご協力いただきたいと
思います。また、生徒、教職員もマスクを着用して式に臨みます。
私にとっても37年間の教員生活最後の卒業生となると思います。それだけに残念な気持ちが強いです。明日話そうと思っていたことがたくさんありましたが、時間を短くしなければならず、多くのことをお話しできません。いつもは1週間前にできていた式辞も迷いに迷った末にようやく先ほどできました。いつもより短い内容ですが、私の思いが伝わればうれしく思います。
3年生の先生方も、しばらく卒業生の顔を見ていないことに大きな不安を感じています。先生たちは最後の卒業式をできるだけ厳粛に行おうと考えています。3年生の学年通信最終号の最後は「最後まできちんと締めくくってください。みんなが主役の式です。最後に担任の先生をがっかりさせないように、お願いします。」という言葉でおわっています。学年通信のタイトル「BELIEVE」、3年間で培った信頼を明日見せてほしいと思います。
では明日、元気なみなさんにお会いできることを楽しみにしたいと思います。
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