2019年3月1日金曜日

2年生合唱コンクール

 
2年生の合唱コンクールがありました。先日より、朝練や放課後練習に一生懸命取り組んでいました。今日はその成果を発揮してくれました。
 講評でも話しましたが、年間にいろいろな行事がある中で、私は合唱コンクールは好きな行事のうちのひとつです。今日もとても楽しみにしていました。けれど、審査員をすることは嫌なことの一つです。なぜなら、これまでの過程で頑張ってきていることを知っているので、今日の結果よりもその過程が大切だと思うからです。審査の結果は出ましたが、これまで頑張ってきた全員が素晴らしいと思います。
 さて、合唱コンクールでは、各クラスが課題曲と自由曲の2曲を歌います。課題曲は「心の瞳」、自由曲は「絆」「旅立ちの時」「COSMOS」「この地球のどこかで」「時を越えて」「予感」の6曲でした。知っている曲はありますか。
 今回の課題曲「心の瞳」は合唱曲として歌われています。先生も合唱曲として認知されていました。けれど、私は知っています。この曲は元は、坂本九さんが歌っていたことを・・・。坂本九さんは昭和時代を代表する歌手です。1985年(昭和60年)に飛行機墜落事故で43歳の若さで亡くなりました。「心の瞳」はその坂本九の遺作で、ラジオでこの曲を聴いた中学校の音楽の先生が合唱曲として編曲し広まったということです。その背景を考えると、歌詞の意味もさらに心に響いてきます。
そして、坂本九というと、「上を向いて歩こう」があります。今日は、講評の時間にその「上を向いて歩こう」を歌いました。苦しいときにも涙がこぼれないように上を向いて歩いてほしい気持ちをこめて歌いました。全員が手拍子をしてくれ、間奏の時には二人の男子生徒が舞台に上がり、一緒に歌ってくれるおまけまでつきました。
 2年生の合唱コンクールは終わりました。今のクラスで過ごすことのできるのもあと3週間です。今回の合唱コンクールで強くなった絆をさらに強くし、2年生を締めくくりましょう。

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