2018年4月9日月曜日

始業式

 今日は始業式でした。先日の入学式で新1年生とは対面していますが、昨年から南池田中学校に通っていた生徒たちと会うのは今日が初めてでした。そういった意味で、いつもの1学期始業式とは違った緊張感がありました。
 生徒たちにとっても今日は特別な緊張感の日だったことでしょう。最も関心のあることは、やはり新しいクラスのことです。これから1年間を過ごすクラス発表が今日の一番のイベントであることに間違いはないでしょう。今日発表のあったクラスで、ぜひ1年間素晴らしい思い出を作ってください。
 始業式では、新しい先生の紹介と私の講話がありました。2,3年生の生徒たちに私の話がどう伝わったかが気になりますが、これから1年間、今日出会った仲間や先生方と力を合わせて、楽し1年間にしていきましょう。
 また、その後新入生と2,3年生の対面式がありました。お互いの代表がしっかりと立派にあいさつを交わしていました。
 
 
以下は、今日の始業式での私の講話です。

 「おはようございます。
 とてもさわやかな空気の中で平成30年度の始まりを迎えることができました。今年は春の訪れが早く校庭の桜も、4月早々に満開を迎えてしまいましたが、今は葉桜となってみなさんの新学期を祝ってくれています。これもまた春らしくていい風景だと思います。
 平成30年度は、新たに新入生272名を迎え、全校生徒が726名で始まりました。また、先ほど紹介しましたように、私を含め多くの新しい先生たちがこの南池田中学校にやってきました。私が南池田中学校にやってきて今日で9日が経ちました。その9日間で、感動したことがいくつかあります。まずは、生徒たちが全く知らない私にあいさつをしてくれることです。とても素晴らしいことだと思いました。そして、先生方が新年度新たにみなさんを迎えるにあたり、みなさんが少しでも気持ちよく登校できるようにと、校内をとても美しく整備してくれていたことです。特に、入学式の前日には、夜暗くなってから廊下にワックスをかけてくださっていました。素晴らしい先生方のいる中学校だと感動しました。皆さんもこれから1年間そういう先生方をぜひ信じてついてきてほしいと思いました。
 さあ、新たな気持ちでの今日のスタートの日に、ぜひ今年1年の目標を立ててください。この新鮮な気持ちのときに目標を立てることに大きな意味があります。一人ひとりが必ず自分自身の目標を立ててみてください。
 南池田中学校の生徒として私からみんなにしてほしい目標が2つあります。「あいさつをすること」と「授業を大切にする」ことです。
 まずは「あいさつ」です。あいさつを交わしあえるとお互いが本当に気持ちよくなれるし、お互いの心を開くための一番の道具です。今朝も正門で「おはよう」の声をかけましたが、ほとんどの人が「おはようございます」と返してくれました。「あいさつ」は心の扉を開く魔法の言葉です。お互いがあいさつを交わすことから、お互いを思いやる心が必ず芽生えてきます。それが仲間づくりにもつながってきます。ぜひ、あいさつのしっかりできる南池田中の生徒になっていきましょう。
 次に「授業を大切にする」ということです。中学校では何といっても学力をつけるということが最も大切なことです。そのためには、まずは一時間一時間の授業を大切にしてください。そのためには授業の始まりをどういう気持ちで迎えるかが大切になってきます。チャイム着席していることが、一つひとつの授業を大切にすることにもつながってきます。特に1年生のみなさん、中学校は小学校のときのようにチャイムで休憩時間が終わるのではありません。チャイムは授業の始まりを表しています。そこをもう一度確認してください。
 3年生のみなさん、いよいよ進路を決める学年が始まりました。1年後の4月8日、どこにいるかが決まっている人は今はひとりもいません。みなさんがどこで4月8日を迎えるかはすべてみなさんのこれからで決まります。今年の3年生218名全員で励ましあいながら、進路を決めることが3年生みんなの大きな目標です。ただ、修学旅行など、最後の行事の中心となるのもみなさんです。中学3年生の学年をまとまりのある素晴らしいものにすることも大切な目標です。
 2年生は、いろいろなことに思いっきり力を発揮できる学年です。この1年間の過ごし方が必ず3年生につながります。特に2学期からは生徒会にしろ、クラブ活動にしろ、ぜひ学校の中心となっていってください。
 1年生は、1日も早く中学校に慣れてください。まずは、先ほども言いましたが、授業を大切にすることから始めていきましょう。
 それでは、今年1年間、全校生徒726名全員が素晴らしい1年を送れることを願い、始業式のあいさつとします。」

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