2018年4月5日木曜日

第36回入学式

 今年の春は訪れが早く、いつもなら満開の桜も今日を待たずに満開となってしまいました。それでも、桜吹雪が新入生を迎えてくれる、春らしい風景での入学式となりました。
 272名の新入生が希望に満ち溢れて入学しました。先生たちが力を合わせてみんが楽しい中学校生活を送れるよう応援していきます。
 
以下は、本日の入学式での式辞です。


 今年は春の訪れが早く、校庭の桜は皆さんの入学を待たずに満開となってしまいました。それでも、桜吹雪がみなさんの入学に文字通り花を添えて祝福してくれています。
 本日ここに、和泉市立南池田中学校「平成30年度 入学式」を迎えられましたことを皆様とともに心よりお喜び申し上げます。
  また、この良き日に、和泉市長 辻宏康様、PTA会長様をはじめ、多くのご来賓の方々のご臨席を賜り、新入生の晴れ舞台に花を添えていただきました。
 高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。
  新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。本日ここに272名の新入生を迎えることができました。今日からみなさんは、晴れて、南池田中学校の生徒となります。中学校の制服に手を通すときには、35年の伝統ある南池田中学校の生徒としての誇りを感じてください。
 今みなさんの心の中は、これから始まる中学校生活への期待と不安でいっぱいのことだと思います。
 勉強のことや部活動のことはもちろん、新しい友達はできるだろうか。先輩は優しいだろうか。そして先生はこわくないだろうかなど。心配なことがたくさんあると思います。
 けれど、どうぞ安心してください。先生方はじめ、先輩たちも、みなさんの入学を心待ちにしていました。そして心からお祝いし、これからも精一杯応援していきます。
 南池田中学校の校訓は、「自律」「努力」「創造」です。「自律」とは、「自分の立てた規律に従って正しく行動すること」、「努力」とは「目標を実現するために力を尽くして励むこと」、「創造」とは「新しいものを初めてつくり出すこと」です。時々この校訓を思い出し、みなさん一人一人が自分自身を振り返ってみてください。
 それでは、3年間でみなさんにつけてほしい三つの力についてのお話をします。
 まず第一の力は「生きる力」です。今まで小学校という枠の中で過ごしていたみなさんが、今、中学校という大きな世界に飛び込んできました。そして、3年後。みなさんは、もっと大きな世界に飛び込むことになります。まだ今まで経験したことのない、そんな世界の中でもしっかり生き抜く力をこの三年間でぜひ身につけてください。
 
 次に「豊かな心」です。お互いを思いやる気持ちを一人ひとりが持ってください。「思いやり」のあふれる学校になれば、きっと南池田中学生全員が楽しい学校生活を送ることができます。「思いやり」の気持ちはきっと「豊かな心」につながってきます。「思いやり」のスタートは、「あいさつ」です。「あいさつ」はお互いの心を開く魔法の言葉です。ここにいる全員が「あいさつ」をしっかりできる、「思いやり」を持った生徒になってください。それが必ず「豊かな心」につながってきます。
 
 そして三つ目は、「『基礎』・『基本』を身につけ、活用する力」です。中学校では「学力」をつけることがもっとも大切なことになります。まずは一時間一時間の授業を大切にしてください。中学校に入学した今、しっかり「学ぶ」習慣を身につけてください。今頑張ることが三年後に必ず花を咲かせてくれます。特に1年生の間には中学生としての学習の仕方や、基礎・基本を学ぶ大切な時期です。そして、身につけた基礎基本をもとに活用させていく力を中学3年間でぜひ身につけてください。
 今そこに座っているみなさんの心の中にあるやる気と緊張感を3年間持ち続け、素晴らしい中学校生活を送っていってください。
 保護者のみなさま、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。中学校の制服に身を包まれたお子さまの姿に感激もひとしおのこととご推察いたします。本日より大切なお子様をお預かりさせていただきます。思春期という心身ともに大きく変化し、成長する時期に、本校教職員一同、全力をあげてお子様の教育にあたらせていただきます。
 もとより、子どもの教育は、学校だけでできるものではありません。学校・家庭・そして地域がともに力を合わせて子どもたちを育てていきましょう。どうぞ、本日を機に南池田中学校へのより一層のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
 
 それでは、新入生のみなさん、これからの中学校生活で、精一杯自分の力を発揮してください。これから始まるみなさんの中学生活が素晴らしいものになることを心から願い、式辞といたします。
   
 平成30年4月5日     和泉市立南池田中学校     校長 松井昭浩

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